裸足で駆け抜けた夜
ブエナ・ビスタに死す
そうして心臓は愛しさに還る
私の睫毛に溢れた一条の
慈しみ哀れられるだけの子羊たちは
打ち捨てられし信仰
悪辣で美しい君へ
その唇は欺きすぎ裏切りすぎる
午後の磔刑に告ぐ


世にも儚く口付けて
三文芝居とロマンチスト
永遠を口ずさむ脆さで
柘榴のように真赤な嘘
貴方の首は絞めるに容易く
ひとでなしも恋に落ちる
裏切っては甘やかに囁いて
あわれ盗人は花を攫う
野蛮で美しい獣たち


縋れ瞬くなそれは罪だ
いのちなき砂に埋もれ
仏蘭西の花は腐乱す
嘗て人と呼ばれた獣
滅びの季節に眠れ
跪くなら愛を誓え
あんたの心臓に生まれたかったのさ
よろめく美徳の脆さ
ピカレスク・ロマン・ブルース


お眠り、反逆の子らよ
喩えるなら尖鋭なる刃のように
アセチリンの侘しく咲く夕闇よ 
徒労の報酬をくれてやろう
生きたければ呼吸しろ、お前は尊い
セピア・イントッカービレ
子羊と悪魔の密談
救いなき信仰を謳え
謝肉葬祭